学びあいのある授業にチャレンジ!
9月30日(水)実習で「ワインディング」をテーマに、協同学習の理念を基盤にした「学びあいのある授業」に挑戦しました。このような授業を高校までに経験した学生も多く、比較的スムーズに取り組むことができました。 今回は、ペアを組み「ワインディング」を相互に観察し、良かったところ、改善すべきところや改善の方法などを付箋に記入しました。最後に、今後一層より良い作品にするために2人で話し合いました。
実習の流れはつぎの通りです。
(1)指導教員より、授業の狙いや趣旨、実施方法について話をしました(一斉)
(2)ペアを組み、1人が30分の時間制限内で「ワインディング」に取り組みました。(以下ペア活動)
(3)あと1人は、相手の技術や作品について、気がついたこと(良かった点、改善が必要な点、疑問点など)を付箋に書き込みました。
(4)終了後、作品制作の当たった学生は、自己評価を付箋に書き込みました。
(5)記入した付箋をもとに、ペアで話し合いをし、つぎに向けた改善点を見いだすようにしました。付箋は相手に渡しノートに貼り付けておきます。
(6)制作者が交代して、同じことを繰り返しました。
初めての取組で、評価基準(評価の視点)等が少し曖昧であったと思います。
そのこともあり、良かった点の指摘が比較的多かったようです。しかし、中には
改善点を的確に指摘し、次回に活かすために話し合いが進んだペアもありまし
た。
学生は、相手に見られるという緊張感もあったようで、いつもよりぎこちなく
感じました。また、評価する側は、なるべく見やすい位置に移動しながら、熱心
にメモを書き込んでいました。今回の授業を通して、自分では気がつかなかった
気づきや自信ももらうことができ、活気ある授業となりました。今後も、評価の
観点やまとめの発表等も含め、授業方法も改善しながら継続的に取り組みます。
そして、学生の思考力や分析力、コミュニケーション能力などをあげる取組に発
展させたいと思います。